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【譲位によせて】(4)関西学院大教授・村尾信尚さん 「平成は負担を先送りした時代」

関西学院大学の村尾信尚教授=昨年12月、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)
関西学院大学の村尾信尚教授=昨年12月、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

 平成を一言で言えば、次の世代にいろんな負担を先送りした時代だったんじゃないかと思うんです。

 平成7年から3年間、大蔵省(現財務省)から三重県の総務部長に出向した際、職員による空出張問題が発覚しました。阪神大震災の日に職員が新大阪から新幹線で九州方面へ出張に行ったという書類が出てきた。震災の日に新幹線は一本も動いていないんですよ。「もう税金なんか払わない」と県民の怒りを買い、改めて行政の透明性が大事だと痛感しました。

 大蔵省に戻って国の予算を担当しましたが、デフレ経済の中、財政赤字がどんどんふくらんだ。財政の赤字は次世代の増税につながります。

 それに対し、自民党政権も野党も何もしてこなかった。次世代には非常に申し訳ないという気持ちがある。若い人たちにこうしたことを考えてほしいと、三重県知事選に出たり、日本テレビ系「NEWS ZERO」で12年間キャスターを務めたりしました。

 キャスターの仕事を通じて感銘を受けたのは、今の天皇陛下の真(しん)摯(し)な姿勢です。被災地へ足しげく訪問される姿をVTRなどで何度も拝見しました。また、諸外国に行かれては国の枠を超えて戦争で犠牲になった人たちに等しく哀悼の意を捧げられた。

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