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ラグビーW杯で東大阪「観光元年」に

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改修工事が終わった花園ラクビー場であいさつする大西さん=平成30年10月
改修工事が終わった花園ラクビー場であいさつする大西さん=平成30年10月

 9月から11月にかけ、日本で初めて開催されるラグビーワールドカップ(W杯)の全国12都市の会場の一つが、大阪府東大阪市の花園ラグビー場だ。同市では、ラグビーと中小企業が集まる「ものづくりのまち」を世界にアピール。さらに2025年の大阪万博など関西で続く国際イベントを見据え、今年を「観光元年」と位置づけてインバウンド(訪日外国人)の受け入れ態勢を整えていく方針だ。(勝田康三)

 ■宿泊施設と交通網整備

 収容人数約3万人の花園ラグビー場。W杯では日本代表戦はないが、4試合が予定され、イタリアや米国、アルゼンチンなど7カ国が出場、熱戦が期待されている。

 一方で、市内には宿泊施設が圧倒的に少ないのが現状だ。全国高校ラグビーフットボール大会が開催中だが、出場校の大半が大阪市内か奈良県内の宿泊施設を利用しているという。東大阪市企画室は「これまでラグビーを観光資源ととらえていなかった。本格的に乗り出すのはW杯がきっかけ」と説明する。

 そんななか、JR・近鉄河内永和駅前で市が提供した市有地に大型ホテルの建設が進む。近鉄布施駅近くには空き店舗や空き家を改装し、商店街全体をホテルと見立てた「セカイホテル布施」が昨年9月に開業した。

 関西では21年のワールドマスターズゲームズ、25年の大阪万博の開催などビッグイベントが続く。市は「ラグビーW杯を機に、訪日外国人らが市内にとどまる施策を進めたい」と意気込む。

 宿泊施設の整備は一歩遅れた状況だが、3月にはJRおおさか東線が放(はな)出(てん)駅から新大阪駅まで延伸されるなど、市を取り巻く環境は変わりつつある。新大阪駅から花園ラグビー場の最寄り駅・近鉄東花園駅まで河内永和駅での乗り換えが可能になり、利便性が向上、新幹線を利用して訪れる人の増加も見込まれるのだ。

 ■中小企業スクラム

 東大阪の観光アイテムは何か。平成28年に市などが設立した東大阪ツーリズム振興機構(DMO)の西田康裕事務局長(64)は「ラグビーと中小企業」と語る。西田事務局長によると、アジアでは中国や韓国を中心にラグビー人口が増えつつあるという。関西にはアジアからのインバウンドも多く、「花園をアジアの聖地にする好機。積極的な情報発信でアジアのラグビーファンを取り込みたい」と話す。

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