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【譲位によせて】YOSHIKIさん「御前演奏に僕自身が救われた」

 奉祝曲「Anniversary(アニバーサリー)」は、時代を映し出す感情の起伏を音楽として表現したいと考え、平成が始まってから10年間に起きた悲しみや喜び、喜怒哀楽をメロディーや演奏に込めました。ただ、演奏中は、音楽と一体化して「無」になっていましたね。もちろん陛下への思いや、両陛下が目前にいらっしゃることは十分過ぎるほど意識の中にはありましたが。

 集まった観客から大歓声が聞こえるじゃないですか。「僕の生きる場所はここなんだ」。皇居前広場のステージに立って、そう再確認することができました。自分のためでなく、自分をささげるつもりで臨んだのに、逆に自分が助けられたという気持ちが強いですね。久しぶりにステージに立ち、歓声が聞こえる。込みあげてくる感動がありました。

 翌春の園遊会にお招きいただき、母と列席し、陛下から「寒くなかったですか」と声をかけていただきました。いつも柔和な笑みをたたえられて、とても優しいお方だなと思います。ただ、僕自身緊張しすぎていて、当時のことをよく覚えていないんですよ。

 音楽を始めたころは、自分が陛下の前で演奏するなんて想像すらできなかったですから。音楽をやっていてよかったな、親孝行ができたなと思ったのは覚えています。光栄のひと言ですね。

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