PR

産経WEST 産経WEST

「日本一高い初乗り」の北神急行 神戸市営化に向け阪急と協議開始

Messenger
北神急行路線の周辺図
北神急行路線の周辺図

 阪急阪神ホールディングス傘下の阪急電鉄と神戸市は27日、阪急子会社で同市の谷上と新神戸の2駅を結ぶ北神急行電鉄の市営化に向けた協議を始めると発表した。民間鉄道が公営化されるのは珍しいという。北神急行は日本一とされる初乗り運賃(360円)の高さなどから利用が伸び悩んでおり、新神戸で相互乗り入れする市営地下鉄と一体化することで運賃を下げ、沿線の活性化を目指す。

 北神急行は路線(約7・5キロ)の大部分が六甲山を貫くトンネルで、阪急や神戸電鉄などの出資で昭和63年に開業。谷上から神戸の中心地の三宮までの所要時間は従来の約40分から約10分に短縮された。

 一方、700億円超に膨らんだ建設費が影響し、市と兵庫県の補助金で値下げされた現在も初乗り運賃は360円。谷上から市営地下鉄の三宮までは2駅だが、双方の初乗り運賃が必要なため540円になる。北神急行が市営化されれば大幅に値下げできる可能性が高い。

 北神急行は黒字経営だが債務超過は約246億円に上る。阪急と市は今後、市営化後の経営を見きわめながら、買い取り額の設定など具体的な交渉にあたる。

 神戸市役所で会見した阪急の杉山健博社長は「運賃が安くなることにより、不動産やホテルも含め、重要な事業拠点になっている三宮の活性化につながる」と期待感を示した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ