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【関西の議論】万葉集に詠まれた植物「ムラサキ」を復活、化粧品にも応用…滋賀の山村からブランド化狙う

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【関西の議論】
万葉集に詠まれた植物「ムラサキ」を復活、化粧品にも応用…滋賀の山村からブランド化狙う

ムラサキの根っこ「紫根」。抗酸化作用や保湿効果のある成分が含まれるとされる(前川真司さん提供) ムラサキの根っこ「紫根」。抗酸化作用や保湿効果のある成分が含まれるとされる(前川真司さん提供)

栽培むつかしいムラサキ

 ムラサキは連作障害(同じ場所に同じ野菜などを栽培した際に生育が悪くなること)があるため、1度植えると4~5年は同じ畑を使えない。前川さんは5つ程度の耕作放棄地を確保し、栽培していくという。

 しかしまだまだ課題は多い。ひとつはムラサキの安定栽培だ。現在は種を保存していた八日市南高などの協力で、苗を無償提供してもらっているが、昨年は台風などで畑の水はけが悪く、全て枯れてしまった。

 紫草を育てる会の事務局長を務める八日市南高の山岡剛教諭は、水はけや日当たりなどを課題にあげ、「土などの条件をそろえるのが難しく、育てるのは簡単でない」と指摘。安定栽培にはさらに研究、調査が必要だとする。

 前川さんも生産の安定性を課題にあげており、今後、生育方法の研究にも力を入れたいという。

目指せ「奥永源寺ブランド」

 過疎化、高齢化が進む奥永源寺地域。前川さんは「化粧品だけが目的でなく、東近江市の花だと知ってもらい、地域活性化につなげたい」と話す。ムラサキを活用した産業で雇用を生み出すことや、地域ブランドとして発信していくことも考えており、「万葉集にも詠われた歴史ある花。ブランド化し、地域のみなさんに知ってほしい」と意気込む。

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