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【関西の議論】万葉集に詠まれた植物「ムラサキ」を復活、化粧品にも応用…滋賀の山村からブランド化狙う

ムラサキの根っこ「紫根」。抗酸化作用や保湿効果のある成分が含まれるとされる(前川真司さん提供)
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 「茜さす 紫野行き 標野(しめの)行き 野守は見ずや 君が袖ふる」「紫草(むらさき)の にほへる妹を 憎くあらば 人妻故に われ恋ひめやも」

 万葉集の代表的な恋歌である、額田王(ぬかたのおおきみ)と大海人皇子(おおあまのおうじ)の相聞歌(そうもんか)が詠まれたとされる蒲生野(がもうの)。そこは現在の滋賀県東近江市とされ、歌に詠まれた多年草「ムラサキ」がかつて山間部の奥永源寺地域に自生していたとされる。その奥永源寺で、ムラサキを復活させる取り組みが始まっている。仕掛け人は、地域おこし会社を立ち上げた元高校非常勤講師の男性で、化粧品会社と提携しムラサキを使った商品開発にも成功。「ムラサキのブランド化も」と夢を描く。(北野裕子)

美容に効果、幻の花ムラサキ

 ムラサキは初夏から夏に白い小ぶりの花を咲かせ、根は赤く、「紫根(しこん)」と呼ばれる。紫根の主成分「シコニン」には抗酸化作用や保湿、保護効果などがあるとされ、古くから漢方薬に使われてきた。また、スキンケアにも効果があるとされ、最近では化粧品などにも使われている。

 かつては国内で自生していたが徐々に姿を消し、環境省の絶滅危惧種に指定されている貴重な植物だ。現在、化粧品などに使われているムラサキは、中国産か大手製薬会社の契約農家が育てているものが大半だという。

 冷涼な気候を好むため、標高400メートル以上に位置する奥永源寺地域は自生に適しているとされ、東近江市の花にも指定されている。

ムラサキに引かれ

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