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【未来志向の虚実】(1)韓国の若者、就職先は日本 なお「特別な国」

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韓国・ソウルで開かれた日本就職博覧会で履歴書を手に求人票を眺める韓国人学生ら=11月7日、ソウル市内
韓国・ソウルで開かれた日本就職博覧会で履歴書を手に求人票を眺める韓国人学生ら=11月7日、ソウル市内

 いわゆる徴用工をめぐる韓国最高裁判決や慰安婦問題に関する日韓合意の空洞化、韓国国会議員による竹島(島根県隠岐の島町)への上陸。日韓関係が危機的になるほど冷え込んだ2018年は、未来志向の関係構築を約束した「日韓パートナーシップ宣言」から20年の節目でもあった。日韓関係はどんな“未来”に到達したのか。宣言後に育った若者世代は、次の未来に歩みだせるのか。未来志向の虚実を追った。

「政治と経済は別」

 韓国の大手財閥ロッテが百貨店やモール、遊園地を置くソウル・蚕室(チャムシル)。その一角にあるロッテホテルの宴会場に、リクルートスーツを着た学生たちが押し寄せた。「日本就職博覧会」と題し、11月7日に行われた韓国人学生向けの面接会には日本企業112社が参加し、事前選考を通過した約2千人が面接を受けた。

 「政治と経済は別だと思う。日韓は離れられない関係で、日本は人手不足だから、人材交流はもっと活発になる」。男子学生はこう話した。

 《両国が過去の不幸な歴史を乗り越えて和解と善隣友好協力に基づいた未来志向的な関係を発展させるためにお互いに努力する…》

 1998年に交わされた「日韓共同宣言~21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ」の文言だ。宣言を機に、韓国で禁じられていた日本の大衆文化が開放され、宣言以降に育った若者は日本製品を消費し、映画などを見て、気軽に旅行する。

 日本政府観光局によると、訪日韓国人は平成29(2017)年に過去最高の約714万人を記録。特に格安航空会社(LCC)の就航数が多い大阪は、全体の3割が訪れる人気観光地となった。

 韓国の若者にとって、就職が当たり前になりつつある日本は、本当に「特別な国」ではなくなったのか。

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