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【ニュースを疑え】フェイクニュース「いい言葉流行った」養老孟司氏

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 ウソや真偽不明の情報がニュースとしてネット上で拡散し、現実世界を動かし始めている。2016年の米大統領選や英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票では、フェイクニュースが結果に影響を与えた可能性もあるといわれる。しかしそもそも「フェイクニュースをめぐるニュース」に疑いはないだろうか。著書『バカの壁』でひとには思考の壁があると説いた解剖学者、養老孟司東京大名誉教授に聞いた。(坂本英彰)

ようろう・たけし 解剖学者。平成15年出版の『バカの壁』は大ベストセラーで流行語にもなった=神奈川県箱根町(寺河内美奈撮影)
ようろう・たけし 解剖学者。平成15年出版の『バカの壁』は大ベストセラーで流行語にもなった=神奈川県箱根町(寺河内美奈撮影)

 フェイクで育った

 〈米大統領選ではローマ法王がトランプ氏を支持したとの情報が拡散し、後にウソと判明した。トランプ大統領は自らに都合の悪い報道をフェイクとして攻撃し、フェイクニュースの定義があいまいなまま言葉としてさらに一般化した〉

 --フェイクニュースと聞いて、どんなことを考えますか

 「僕らはフェイクニュースで育ちました。大日本帝国です。小学校2年で終戦。バケツリレーだ、竹やり訓練だとやらされていたのですが8月15日にころっとひっくり返った。戦時中の報道は何だったのか。全部フェイクですよ」

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