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【関西の力】エンタメ(1)ブラタモリ、鶴瓶の家族に乾杯…街ブラ番組の元祖は

原田伸郎さん
原田伸郎さん
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 その様子は、ナンパのノリに近い。それもそのはず、事前取材や打ち合わせなどは一切なし。行き当たりばったりで歩き、その場で次の展開を考える。角は「ただ『街を歩け』といわれ台本はない。どうやって物語(番組)に仕立てるか。一時は円形脱毛症になりました」と明かす。

 番組の発案者でディレクターだった、三村景一・毎日放送社長は「それまでのテレビは芸能人など“非日常”を見せるものといわれてきた。僕はラジオ出身。深夜放送でのリスナーとのやり取りで感じた、彼らのリアルな生活ぶりや感性をテレビで表現できないかと考えていました」と番組のねらいを話す。

ボケもツッコミもOK

 街の人々は想像以上の反応を返してくれた。

 突然マイクを向けられて逃げる人もいたが、多くが「えっ、テレビ?」「一緒に歩くの? サインしてくれたらええよ」など軽いノリで対応してくれた。第1回放送で、伸郎と角は大阪・中之島から北新地を歩いた。ベンチに座るカップルへの直撃に始まり、ランジェリーショップで下着を購入すると、次に出会ったOLにプレゼントし、「デート喫茶」で働く女性と腕を組んで闊歩(かっぽ)。すべてが台本なしで進んでいった。

 夜の11時台の深夜帯の放送だったが、視聴率は8%台。59年9月21日には最高視聴率11・7%(ビデオリサーチ調べ、関西地区)を記録した。民放連賞最優秀賞(58年度、テレビ娯楽部門)を受賞し、放送局や番組制作会社がこぞって視察に訪れた。三村は「新たな鉱脈を掘り当てた気分でした」。番組は4年続いた。

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