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災害時、食物アレルギーにどう対応するかを考える

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カレーやご飯、クッキー、お好み焼きなど11種類の備蓄試食会が開かれた=大阪市福島区
カレーやご飯、クッキー、お好み焼きなど11種類の備蓄試食会が開かれた=大阪市福島区

 災害など非常事態の際、被災者の“命を脅かす”危険もある食物アレルギーについて知り、考えようという「地域を考える防災~食物アレルギーを知る」が、大阪市福島区の福島区民センターで開かれた。西日本豪雨(7月)や北海道地震(9月)の際の避難所の事例が紹介され、アレルギー対応備蓄食の試食会も行われた。

 食物アレルギーを持つ子供の保護者や、支える人たちで結成され、主に関西地域で活動しているLFA食物アレルギーと共に生きる会(以下LFA、大阪府吹田市)の主催。

 西日本豪雨の際、同会は要請を受けてアレルギー対応の物資を送ったが、LFA代表の大森真友子さん(43)によると、「物資が届いても対応する部署がなく、物資が倉庫の奥に積まれていたようなケースもあった」といい、災害時にどう対応するか、日ごろからマニュアルを作っておく必要性がある-と訴える。

 例えば、炊き出しをする際にも、調味料やだしに乳糖や小麦由来の成分が使われている場合があるといい、大森さんは「原材料をポスターとして張り出す」ことを提案。実際、北海道地震のときにもSNSを使って被災者や担当者に“知らせ”、多くの人たちに情報が共有されたという。

 食物アレルギーがある子供に対応するためには、通常よりも十分に備蓄を行う必要がある。また備蓄していても持ち出せなかったり、避難所生活が長期化した底をついたりする可能性も考えなければならない。

 大森さん自身、長男が乳製品に対する重いアレルギーだったといい、「災害からせっかく助かった命なので大切にしなければいけない」と話す。卵、牛乳、エビ、ピーナツのアレルギーを持つ大阪市平野区の中学生、平野恭悟君(14)は母親の礼子さん(39)と参加し、「食べることが大好きだからポスターがあると安心」。

 来年1月13日午後1時から、神戸市勤労会館(神戸市中央区)でも講演と試食会が開かれる。定員100人。参加無料だが、会のホームページ(www.lfa2014.com)から申し込みが必要。

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