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【阪神大震災24年】大切な記憶、刻み伝える 銘板に7人追加

プレートを取り付ける出席者の幸田郁哉さん=15日午後、神戸市中央区(須谷友郁撮影)
プレートを取り付ける出席者の幸田郁哉さん=15日午後、神戸市中央区(須谷友郁撮影)
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 平成7年に発生した阪神大震災の犠牲者らの名前が刻まれた銘板を掲示する「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市中央区)に15日、新たに7人の名前が追加され、関連死なども含めた掲示総数は5012人となった。追加式典に参加した遺族14人は24年間のさまざまな思いを胸に、静かに故人の冥福を祈った。

 神戸市長田区の幸田(こうだ)雅子さん(78)は、両親の銘板を大学生と高校生の2人の孫に壁に貼り付けてもらった。後ろから優しく見守り、「記憶を受け継いでいるから安心して」と心の中でそっと両親に伝えた。

 市内で離れて暮らしていた幸田さんの父、直治さん=当時(88)=は家具の下敷きになって震災から4日後に亡くなり、母、好子さんも2年後に後を追うように90歳で他界した。幸田さんは先月、こうした震災当時の話を初めて孫に語った。孫の郁哉(ふみや)さん(17)は「震災が身近なものになった」と話した。

 京都市左京区の英語講師、奥山佳世子さん(51)は、兵庫県西宮市の実家で亡くなった母の醍醐一子さん=同(53)=の形見のブローチをつけて参加。震災直前に帰省した際、生まれて間もない奥山さんの長男をあやしていた姿が今も目に浮かぶ。「子供たちが母に会える場所ができた。少しは親孝行になったかな」と声を震わせた。

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