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関空、台風21号の浸水量は270万立方メートル 第三者委

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台風21号の影響で浸水した関西国際空港の滑走路=9月4日
台風21号の影響で浸水した関西国際空港の滑走路=9月4日

 関西国際空港が浸水した9月の台風21号被害をめぐり、運営会社の関西エアポートが設置した第三者委員会は11日、高波によって空港島内に流入した水量について、当初推計していた125万立方メートルの倍以上となる270万立方メートルだったとする調査結果をまとめた。浸水の9割は高波が押し寄せて護岸を乗り越えた結果と分析し、海上空港の弱点を指摘した。

 第三者委は海洋気象や災害に詳しい専門家で構成。当時の風や高波のデータを分析、浸水状況をシミュレーションして再現した。

 発表によると、関空周辺の沖合で観測された高波の高さは5・2メートルと推定され、「今までに観測されたことのない大きな高波だった」と指摘。9月4日午後1時20分ごろから、高波が護岸を越え始め、3時50分ごろに水位が低下するまで「短時間で発生した」とまとめた。

 流入水量は当初、東京ドーム約1杯分に当たる約125万立方メートルと公表していたが、関空島内の浸水跡から試算した結果、230~270万立方メートルに上ると修正。また浸水の9割は高波が原因で、うち7割は地盤沈下で低くなっている東側護岸(約4メートル)から流入したという。

 委員長を務めた平石哲也・京都大防災研究所教授は「護岸のかさ上げや波消しブロックで越波を防ぐなど、委員会での議論の結果が今後の防災対策に生かされるよう期待する」と述べた。

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