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【ノーベル賞授賞式】真摯な姿勢垣間見える 本庶さん語録

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公式記者会見で質問に答える本庶佑・京都大特別教授=6日、ストックホルム(共同)
公式記者会見で質問に答える本庶佑・京都大特別教授=6日、ストックホルム(共同)

 免疫を抑制するタンパク質「PD-1」を発見してがん免疫治療薬「オプジーボ」の開発につなげ、ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大特別教授(76)。その数々の発言からは、真実を追究する執念とともに真摯(しんし)な研究姿勢が垣間見える。(宇山友明、江森梓)

 「有志竟成(ゆうしきょうせい)」。6日、本庶さんがスウェーデン・ストックホルムのノーベル博物館に寄贈した色紙には、こう記されていた。「志がしっかりしていれば、いつかは実現できる」という自身の座右の銘だ。オプジーボは、本庶さんのそうした信念の結晶とも言える。

 一方で、本庶さんは7日に行った受賞記念講演では、「私はいつも運が良い」とも語った。運に恵まれながらの歩みだったとし、仲間への感謝の気持ちを示し、謙虚な姿勢を貫く。

 本庶さんが医学を志したきっかけは、京大在学中に同級生をスキルス性の胃がんで亡くしたことだ。着目したのは、免疫の力でがんを治療する「がん免疫療法」。「がんは征服できる」。その一心で、研究に取り組んでオプジーボの開発につなげ、今では、手術、放射線、抗がん剤に次ぐ「第四のがん治療法」として期待されている。

 研究する上で大切にしていることを「6つのC」と表現する。「好奇心」「勇気」「挑戦」「集中」「継続」「確信」。それぞれの英単語の頭文字を意味している。それは自身の人生そのものだ。「定説を覆す研究でなければ科学は進歩しない」と力を込める。

 熱意の向かう先は、研究だけにとどまらない。ゴルフでは、年齢以下のスコアを出す「エージシュート」を目標にする。日々の筋力トレーニングに加え、家でもパターを握り、鍛錬を重ねる。

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