PR

産経WEST 産経WEST

別子銅山の住友家別邸、新居浜へ移築・公開

Messenger
四阪島から移築された日暮別邸記念館=愛媛県新居浜市
四阪島から移築された日暮別邸記念館=愛媛県新居浜市

 別子銅山の製錬所があった四阪島(愛媛県今治市宮窪町)に明治39年に建てられた住友家別邸「日暮別邸(ひぐらしべってい)」が、新居浜市王子町の星越山に移築、復元された。銅製錬で排出される亜硫酸ガスの煙害克服の歴史を伝える日暮別邸記念館として公開されている。

 日暮別邸記念館は木造2階建て、総床面積335・96平方メートルで、1階は応接室、食堂、サンルームなどがあり、2階のホールと寝室2部屋が展示室になっている。

 明治時代、亜硫酸ガスが周辺の農作物に被害を出すことから、新居浜市にあった製錬所が約20キロ沖合の四阪島に移転され、日暮別邸は操業開始の翌年に完成した。その後、住友別子鉱山の迎賓館となり、社員研修にも利用されたが老朽化。所有者の住友金属鉱山などグループ20社が共同で平成28年から移築作業を行っていた。

 建物の基礎には銅製錬の残渣(ざんさ)を再利用したからみレンガが使われ、居室の石積み暖炉や階段の手すりまわりには、アールヌーボー調の仕上げが取り入れられている。展示室は、四阪島移転によって、逆に被害が広がった煙害を克服してゆく過程や、島の変遷、銅製錬や住友の歴史が映像モニターや写真パネル、ジオラマ展示で説明してある。

 入館は無料。月曜日と祝日、年末年始と地方祭の10月17日は休館。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ