PR

産経WEST 産経WEST

【昭和39年物語】(14)「春の珍事」の真相…阪急変えたオーナーの一言

Messenger
開幕ダッシュを果たし、首位を快走した阪急。率いるのは44歳の西本監督
開幕ダッシュを果たし、首位を快走した阪急。率いるのは44歳の西本監督

 昭和39年春、若者たちの間で衝撃が走った。4月28日、日本初の男性向け週刊誌『平凡パンチ』(平凡出版)が創刊されたのである。ドキッとするようなヌードグラビアや流行を先取りした車やファッション情報など、若者の心をわしづかみにした雑誌だった。

 当時、小学3年生の筆者は、父親から「まだ早い!」と叱られ、むしろ週刊少年漫画雑誌の方に夢中になっていた。『少年サンデー』(小学館)では36年に「伊賀の影丸」(横山光輝)、37年「おそ松くん」(赤塚不二夫)そしてこの39年に「オバケのQ太郎」(藤子不二雄)の連載がスタートした。ちなみに『少年マガジン』(講談社)では「ハリスの旋風」(ちばてつや)が40年に始まり、41年「巨人の星」(川崎のぼる)、42年末には「あしたのジョー」(ちばてつや)がスタートした。楽しい子供時代だったなぁ…。

 さて、ペナントレース。こちらもパ・リーグに“衝撃”が走った。

 開幕前、評論家の誰もが「最下位」と予想していた阪急ブレーブスが、4月27日終了時点でなんと、2位東京に4ゲーム差をつけて「首位」に飛び出したのである。

 前年の38年はチーム打率・228、本塁打86本(南海は184本)ともにリーグ最低。ナインに覇気がなく、リードされると試合を投げる。首位・西鉄に30・5ゲーム差をつけられて、最下位に沈んだチームが…まさに“春の珍事”だった。

 監督は2年目の西本幸雄(当時44歳)。評論家たちは「ことしのキャンプで西本監督がより厳しく練習させた成果」と指摘した。多くの要因が挙げられた。

 (1)巧打者・河野旭輝(あきてる)の復帰

 (2)スペンサー、ウインディ両外国人選手の活躍

 (3)衆樹(もろき)資宏(もとひろ)、石井晶、中田昌宏(よしひろ)ら打撃陣の奮起

 (4)石井茂雄の開幕9連勝

 (5)米田哲也、梶本隆夫の復調等など。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ