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商店街空き店舗がホテルに 大阪ディープな体験が人気

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 セカイホテルは宿泊客にさまざなま企画を展開する。商店街にある喫茶店ではトーストにサラダ、ゆで卵、コーヒーなどのドリンクがセットの「モーニング」を通常より30円安い320円で提供。協力する同店は「中国人や韓国人の利用が増えており、ホテル効果が出始めている」といい、メニューの多言語化も検討しているという。

6人が泊まれるセカイホテル布施2階のドミトリー部屋。テレビなどはないが、1人分のスペースは広めに設計している=大阪府東大阪市
6人が泊まれるセカイホテル布施2階のドミトリー部屋。テレビなどはないが、1人分のスペースは広めに設計している=大阪府東大阪市

 ホテルのスタッフが夜の飲食店に連れて行くサービスも。できるだけ店主や酔客らと会話させ、ディープな大阪を堪能してもらう。ホテル内には簡易シャワーがあるものの商店街近くの銭湯を紹介している。裸のつき合いも日本文化の一つだ。

 東京からやってきた40代の女性客はフェイスブックに「外観と内装のギャップがおもしろい。周囲は本当の大阪の商店街でめっちゃローカル」と書き込んだ。お好み焼き店を訪れたバックパッカーのオーストラリア人の20代女性も「日本人の食文化の一端をうかがえた。文化の違いはもとより、店の人と話ができたことで地域感も味わえた」と満足そうだった。

はじめは警戒、のち歓迎

 東大阪市によると、近鉄布施駅の南北には商店街など21の商業団体が登録。昭和50年代には買い物客で混雑したが、「かつてのにぎわいはなくなった」(商店街関係者)。人口減少時代を迎え、後継者不足や大型店舗の進出などで閉店する店舗は増え、買い物客も減少している。

 セカイホテルは昨年夏ごろから、閉店予定の婦人服店に着目。空き家問題の解決と商店街の活性化にもつながるとして、ホテル開業に向けて動き出した。

 ところが地元では当初、セカイホテルの開業に警戒感が強かったという。布施商店街連絡会の加茂守一会長(68)は「外国人ら宿泊客が騒いだり、ごみを放置したりするのではと懸念していた」と振り返る。

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