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【関西の力】長寿と健康(2)脳も街も活性化…堺市「コッカラ体操」 大阪市も阪大「血管美人」

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 さらに、弘原海教授によると、近年の研究で、炭水化物水溶液を口に含むことで運動パフォーマンスが向上することが報告されているという。グルコース(ブドウ糖)の水溶液を口に含みながら体操すると、認知機能もさらに向上する可能性がある。コッカラ体操の現場でも今後、実証実験を重ねていく予定だ。

 コッカラ体操のもう一つの重要なテーマは「笑い」。動きを間違えて体が触れるたびに笑顔が広がる。弘原海教授は「笑いは脳の中枢に影響を与えるんです」と指摘する。

 堺市はコッカラ体操のDVDも既に製作済みで、多賀井さんは「認知症予防だけではない。体操を通じ、健康増進のまちづくりを進めていきたい」と話す。今後は高齢者だけでなく、小学校の運動会などでも普及させたい考えだ。

阪大は共同開発

 自治体と大学、さらに企業を含めた連携も進む。大阪市では昨年、大阪市立大学と提携して「スポーツ体験見本市」と題した市民の健康チェックに取り組んだ。活用したのは、健康機器メーカー「あっと」(大阪市中央区)が大阪大学と共同開発した毛細血管測定装置「血管美人」。

 薬指の爪にオイルを塗って、スコープ(顕微鏡)をかざすと、モニターに毛細血管が映し出される。ねじれはないか、太さは適正か…。年齢や性別を入力すれば、血管の状態を100点満点で評価できる。時間はわずか5分程度。武野團(だん)代表取締役は「採血する痛みがないので、気軽に血流を観察しやすく、生活習慣病予防や健康への意識を高めることができる」と胸を張る。

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