PR

産経WEST 産経WEST

判事が裁判所内で訴訟関係者の男性突き飛ばす 「守秘義務」盾に捜査協力拒否 神戸地裁姫路支部

Messenger

 神戸地裁姫路支部に勤務する50代の男性判事が11月上旬、担当する民事訴訟の関係者だった50代男性を同支部の敷地内で突き飛ばし、はずみで20代女性に軽傷を負わせていたことが2日、複数の関係者への取材で分かった。また、兵庫県警が発生直後に現場で捜査を始めようとしたが、支部側が「守秘義務」を盾に捜査への協力を一時拒否していたことも判明した。

 同支部の一連の対応について、神戸地裁は「裁判所の構内で発生した事案であり、直後は必要な手続きを取ったが、その後は(警察への)協力を行っている」と釈明した。県警は傷害や暴行の疑いで判事を書類送検する見通し。

 関係者らによると、判事は11月5日午後7時ごろ、自ら担当した民事訴訟の判決後、当事者同士が同支部敷地内でトラブルになっているのを目撃。敗訴側関係者の50代男性を背後から突き飛ばし、男性のそばにいた20代女性を転倒させた。男性にけがはなかったが、女性は救急搬送され、打撲などの軽傷と診断された。

 偶然、巡回中の県警の警察官が悲鳴を聞き、現場に急行。傷害などの疑いで捜査を始めようと、支部側に対し、現場の様子を目撃した支部職員からの聞き取りや、判事の任意同行など捜査協力を求めた。

 しかし、支部側は「守秘義務がある」として、いったん拒否。同日中には協力姿勢に転じ、判事は県警姫路署に出頭した。調べに対し、判事は容疑をおおむね認めているという。

 裁判所法は、刑事被告人の量刑を決める際などに開く評議の内容を、外部に漏らさないよう裁判官に守秘義務を課している。

 一方、裁判官が捜査対象となった刑事事件で、裁判所側が守秘義務を理由に捜査機関への協力を拒むことができると記した規定はない。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ