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大阪万博でサプライズ登壇、パナ執行役員の小川理子さん

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万博誘致プレゼンテーターを務めたパナソニック執行役員の小川理子さん=30日、大阪府門真市(前川純一郎撮影)
万博誘致プレゼンテーターを務めたパナソニック執行役員の小川理子さん=30日、大阪府門真市(前川純一郎撮影)

 11月23日にパリで開かれた2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致を訴える日本政府の最終プレゼンテーションで、直前まで明かされなかった「サプライズ・プレゼンテーター」として登壇したのは、パナソニック執行役員の小川理子さんだった。

 大阪ゆかりの世界的企業で、社会貢献活動の責任者をしていた実績などを買われ、経済産業省など誘致関係者から打診があったのが8月中旬。突然のことに戸惑いつつも、「自分の体験を語ることであれば」と引き受けた。

 大阪開催を決めた博覧会国際事務局(BIE)総会で語ったのは、13年、太陽光による充電式電灯の「ソーラーランタン」をインドの無電化の村に寄贈した夜のこと。暗闇に浮かび上がった、ランタンで照らし出された人々の笑顔の様子をまるでおとぎ話を語るように丁寧に話した。

 このランタン、実はこのとき生産中止直前だった。パナソニックが11年に買収した三洋電機の製品で、事業の振り分け先が決まらなかったのだ。

 「企業として世界の社会課題の解決に役立てる。この取り組みを事業化しなければ」。インドでの経験が原動力となり、各事業部に掛け合って生産の存続が決まると、創業100周年を迎える今年までに世界30カ国の無電化地域に10万台のランタンを寄贈するプロジェクトとなった。

 生まれも育ちも大阪。小学生だった1970年、大阪万博の会場に何度も足を運んでアメリカやソ連(当時)など世界の国々、そして当時の松下電器産業をはじめ企業のパビリオンに心躍らせた。「それぞれの個性、多様性を強烈に感じて夢と希望とロマン、キラキラとした未来を感じた。2025年は私たちが次世代にそういった未来を見せてあげなければ」

 プレゼンテーターとして最後、高らかに「大阪、関西はSDGs(持続可能な開発目標)の解決に導いてくれる」と宣言した。家電部門の技術責任者として活躍する今、「あの舞台で宣言したことで、本業のビジネスでも取り組んでいこうと新たな目標が見えてきました」と前を向いている。

(安田奈緒美)

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