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夜間中学校、意義再び 不登校卒業生や外国人増

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奈良市立春日中夜間学級に通う奥山朋子さん=27日午後、奈良市(須谷友郁撮影)
奈良市立春日中夜間学級に通う奥山朋子さん=27日午後、奈良市(須谷友郁撮影)

 戦争や貧困などで中学校に通えなかった人に、義務教育の機会を確保しようと設置された夜間中学の関係者が集まる「全国夜間中学校研究大会」が29日、東京都荒川区で始まった。公立の夜間中学は全国に31校あり、生徒数は計1687人(平成29年7月現在)。近年は、日本語の読み書きができない外国人や不登校などで中学校に通えないまま卒業した人たちの在籍者が増えているという。

 29日は京都教育大の岡田敏之教授が「学びの多様性とこれからの夜間中学」と題して講演。近畿、広島、関東の各地区の代表の生徒が、夜間中学で学んだ体験を発表する。また、文部科学省の担当者らが来年度に開設予定の夜間中学について報告。夜間中学の授業見学も行われる。

 30日は分科会があり、教員らが授業の工夫や教材について説明するほか、外国人生徒の日本語学習や各校独自の取り組みなどについて意見交換する。

 夜間中学では、10代から高齢者までの幅広い年齢層の人が学んでいる。修業年限は3年だが、在籍できる期間は自治体によって異なる。

 昭和30年ごろには、全国で80校以上存在していたが、社会情勢の変化などに伴って、現在は8都府県の31校にまで減少している。その後、学び直しの場などとして再注目され、各地であらためて設置を求める声が上がっていた。

 平成28年、教育機会確保法が成立し、不登校などで形式的に中学校を卒業した人たちにも門戸が開かれた。文科省は各都道府県にそれぞれ1校以上、設置するよう促している。

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