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「天才的で優秀」「何でもできる人」 勝谷さん偲ぶ声続々

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コラムニスト、勝谷誠彦氏
コラムニスト、勝谷誠彦氏

 28日に死去した、コラムニストの勝谷誠彦さん(57)。突然の訃報に、勝谷さんを知る芸能界や文学界の関係者から惜しむ声が相次いだ。

■あの「毒舌」、実は…

 「柔らかいものから硬いものまで、何でも書ける。彼に任せておけば大丈夫という安心感もある、優秀な書き手だった。早すぎる」。勝谷さんの文芸春秋記者時代の上司で、30年来の親交がある「月刊Hanada」編集長の花田紀凱(かずよし)さんは死をいたんだ。

 平成元年に発覚した女子高生コンクリート詰め殺人事件。週刊文春は加害者少年たちの実名報道に踏み切り、大きな議論を巻き起こした。取材したのは勝谷さん。被害者が置かれた悲惨な状況に触れ、実名での報道を強く訴えたという。

 「とにかく徹底的に取材するタイプだった」(花田さん)。カメラマンと長時間の張り込みを行い、高校球児の飲酒や喫煙をスクープするなど、泥臭く、粘り強い取材もこなした。

 コラムニストとして鋭い批評を繰り広げ、テレビではコメンテーターとして際どい発言を放つことも。歯にきぬ着せぬ、豪放な人柄に映るが、花田さんは「実際は繊細で気が小さく、寂しがり屋。自分を強く見せようと、わざと無理をしていた部分もある」と評す。

 「非常に天才的で優秀。早いしうまい」と評する勝谷さんの文章力に、花田さんは「小説を書け」と言い続けた。国土を失った日本人を描いた小説『ディアスポラ』は、そんな言葉に背中を押されて生まれた。花田さんは「構想も良く知識も十分で、素晴らしい小説。続編を読みたかった。完成していれば、すごい小説になっていただろう」と惜しんだ。

 勝谷さんが週刊文春の記者だったころから、湾岸戦争をはじめ、何度もコンビを組んで現場に行ったというカメラマン、宮嶋茂樹さんは「言葉もないほどショックを受けています」と話した。文章の書き方を教えてくれたのも勝谷さんで、『不肖・宮嶋』の名付け親の1人でもあったという。「ジャーナリストとして、取材対象にどんどん突っ込んでゆくのはもちろん、豊富な知識と勉強量を生かし、アンカーとして原稿をまとめる才能がすごかった。テレビのコメンテーターはまさにはまり役でした。兵庫県知事選のときは元気そうに見えたのですが。残念でなりません」

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