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神奈川飲酒ひき逃げ 和解 遺族と非訴追の同乗者ら

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亡くなった浜口望さん(左)と母の雅子さん(提供写真)
亡くなった浜口望さん(左)と母の雅子さん(提供写真)

 神奈川県葉山町で平成27年、飲酒した男の車が歩行者に突っ込み3人が死傷するひき逃げ事件があり、死亡した神戸市出身の浜口望(のぞみ)さん=当時(23)=の両親が、男と同乗者3人に約1億1千万円の損害賠償を求めた訴訟は28日、神戸地裁(黒田豊裁判長)で和解が成立した。連帯して解決金計6300万円を支払う。同乗者3人は刑事訴追されておらず、和解に応じるのは異例とみられる。

 事件は27年8月23日午後5時ごろ、葉山町の県道脇で発生。20代の男の運転する車が海水浴帰りの歩行者12人の列に突っ込み浜口さんが死亡、男女2人が重傷を負った。男は約1時間後に出頭して逮捕され、呼気からは基準値超のアルコールを検出。しかし「事故後に飲酒した」などと供述し、検察側は飲酒運転での立件を断念。同乗者に対する幇助(ほうじょ)罪の適用も見送った。

 28年に道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の罪で懲役11年とした横浜地裁判決が確定。男は公判で一転し、事故前の飲酒を認めたため、浜口さんの両親は「同乗者にも飲酒運転を制止する義務があった」として翌29年4月、男と同乗者の計4人に対する損害賠償訴訟を起こした。

 同乗者側は当初、争う姿勢を示したが、今年10月24日の協議で責任を認めて両親に謝罪していた。

 和解成立後に取材に応じた浜口さんの母、雅子さん(56)は「二度と悲惨な思いをする人が出ないよう、世の中が変わることを願っている」と話した。

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