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【うめきたto the world】都市の「好循環」 世界にアピール

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「ハイレベルフォーラム2018」で講演する野村氏=フランス・グルノーブル
「ハイレベルフォーラム2018」で講演する野村氏=フランス・グルノーブル

 「エコシステム」という言葉をご存じだろうか。もともとは自然界の生態系を指す言葉だが、最近では、複数の組織や企業、人が協調・連携し、循環しながら相互に発展する仕組みを表す言葉として、ビジネス分野でも使われるようになった。ビジネスや経済の記事、ニュースなどでごらんになった方も多いだろう。

 フランス・グルノーブル市で今月11~14日、エコシステムの課題や今後のあるべき姿を議論する国際会議「ハイレベルフォーラム2018」が開かれた。JR大阪駅北にある知的創造・交流の場「ナレッジキャピタル(KC)」(大阪市北区)も、大阪代表団の一員として参加した。

 同会議にはアジアや南北アメリカ、欧州、アフリカの各大陸から「イノベーション」を担う機関や大学、自治体など、エコシステムを有する組織や地域約40カ所が参加。大阪代表団には大阪市都市計画局の高橋徹局長や、大阪大学サイバーメディアセンターの下條真司センター長らが名を連ねた。このほか日本からは、つくば市も参加した。

 同会議の初日、われわれはKCの大阪における取り組みについて講演を行った。KCの次のステップとして、新しい学びの場へ挑戦する考えを強調したほか、グランフロント大阪の西隣「うめきた2期開発」で計画されている、みどりを活用したイノベーションについての考え方も紹介した。

 この講演への反応は予想以上に高く、多くの海外来場者から評価や賛同の声をいただいた。中でも人材育成については高い興味と関心が寄せられ、各組織・地域でも共通の課題となっていることがうかがえた。また、大阪市の高橋局長はプレゼンテーションで、大阪が持つ可能性や、大阪市内におけるさまざまな開発計画について説明。ともに新しい大阪を世界に向けてアピールした。

 産業構造が大きく変化する現代において、エコシステムは重要なキーワードとなっている。こうした世界の潮流を、改めて実感させられた会議だった。   (野村卓也)

     ◇

【プロフィル】野村卓也(のむら・たくや) 一般社団法人ナレッジキャピタル総合プロデューサー。大阪府生まれ。平成4(1992)年にスーパーステーションを設立し、現在も社長を務める。グランフロント大阪の中核施設「ナレッジキャピタル」の開業に先立ち、20年からコンセプト立案や事業戦略、施設の全体企画などを手がけた。29年から内閣府政策参与も務める。

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