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吉野杉の伐採を間近に 奈良の木見学ツアー

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伐採された吉野杉を眺める隈研吾さん(手前)ら=川上村
伐採された吉野杉を眺める隈研吾さん(手前)ら=川上村

 県産木材の魅力を発信する「奈良の木見学ツアー」が23、24日、奈良県川上村などで実施された。県外の建築関係者らが吉野杉が伐採される現場を見学し、世界的建築家、隈研吾さんの講演に聞き入った。

 「奈良の木」の魅力を体感してもらおうと、県奈良の木ブランド課が企画。首都圏で活躍する建築デザイナーや建築関係者ら16人が集まり、ツアーは1泊2日の日程で行われた。

 2日目は、川上村の山中で樹齢約270年と推定される高さ約50メートルの吉野杉の伐採現場を見学。地元の林業関係者がワイヤを用いて倒れる方向を慎重に定め、チェーンソーで伐採。木が倒れると大きな音が響きわたり、参加者からは感嘆の声が漏れた。

 伐採した吉野杉は1~2年間、山で寝かせて乾燥させる。「葉枯らし」と呼ばれる伝統的方法で、根元の切り口や枝葉から水分を十分に抜くことでピンクの色味を帯びるという。

 伐採見学の後は同村のやまぶきホールで、隈さんが「木の時代」と題して特別講演した。隈さんはこれまで手がけた数々の建築を写真とともに紹介し、「20世紀はコンクリートの時代、21世紀は木の時代に回帰する。私たちは今、転換期にいる」と指摘。その上で「木はこれからの都市を変え、文明を変えると考えている」と熱く語った。

 ツアーに参加した東京都港区の建設業、松波圭亮さん(36)は「体にも心にも響く体験で、木材に対する向き合い方が変わる気がしました」と話した。

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