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地域全体で一つの宿 分散型ホテル、空き家解消や地域活性化の切り札に

蔵を改修した「福住宿場町ホテル NIPPONIA」の客室。中庭を望める風情ある造りとなっている=9月27日、兵庫県篠山市(田村慶子撮影)
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 地域全体を一つの宿に見立てる「分散型ホテル」が注目を集めている。点在する空き家や歴史的建造物などをリノベーションして宿泊施設とし、食事や買い物は地元住民が利用する店舗を利用してもらい、地域全体で観光客をもてなすイタリア発祥の事業モデルだ。関西でもこうした取り組みが増えつつあり、空き家の解消と地方観光の起爆剤の一石二鳥との期待も高まっている。(田村慶子)

 黒豆や栗、丹波焼などの名産品を誇る兵庫県篠山市。城下町があり、江戸時代は京都へ向かう交通の要衝として栄えたが、近年は過疎化に悩まされている。

 そんな篠山市福住に10月3日、古民家の風情を残して改修した「福住宿場町ホテル NIPPONIA(ニッポニア)」が開業した。6月施行の改正旅館業法に基づき、地域に散らばった建物でも一つのホテルとして営業許可を得られる「分散型ホテル」として一体的に運営する計画だ。

 古民家再生を手がけるNOTE(ノオト、兵庫県篠山市)と、ホテル運営のバリューマネジメント(大阪市)が、2020年までに同地区でさらに3軒を開業させる。歴史的な町並みや文化を体験できる「古民家ホテル」を打ち出す狙いだ。ノオトの藤原岳史社長は「歴史的な建物を宿泊施設などに活用することで、観光や雇用の創出につながる」と自信を込める。

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