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【関西の力】食・生かす(3)幻の大和野菜を復活、ミシュラン☆ 京野菜「種」も世界へ

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 奈良の市街地から離れた小高い丘の上に建つロッジ風の建物。農家レストラン「清澄の里 粟(あわ)」は奈良の伝統野菜「大和野菜」が味わえる全国でも珍しいレストランだ。

関西の主な伝統野菜(奈良)
関西の主な伝統野菜(奈良)

ミシュランの一つ星獲得

 大和いもと結崎ネブカの豆乳仕立ての一人鍋、大和まなと今市かぶの吉野葛餡(あん)かけ…。奈良独特の珍しい品種ばかり。

 レストランに隣接する約5千平方メートルの畑で、野菜を栽培しているのは三浦雅之さん(47)。調理するのは妻の陽子さん(49)。他では味わえない、大和野菜のおいしさが評判を呼び、ミシュランの一つ星を獲得。全国各地から客が訪れる人気で、予約は1カ月待ちの状態だ。

絶滅寸前の原種

 三浦さんが大和野菜を作り始めたのは約20年前。新婚旅行で訪れた米カリフォルニア州で、ネーティブアメリカンが先祖代々受け継がれてきた種からトウモロコシを大切に育てている姿に衝撃を受け、自分も農業をやろう、と決意した。

 農地は、知人が奈良市内の休耕地を貸してくれることになった。トウモロコシのように、受け継がれた伝統野菜を育てたいと探していたところ、奈良にも「大和野菜」があったことを知る。ただし、京野菜などがブランド化に成功しているのに対し、ほとんど知られていなかった。「それなら自分が奈良の大和野菜を探して育てよう」。種を探し求め農家を訪ね歩いた。

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