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書家・吉川壽一さん、天龍寺で個展 般若心経モチーフの作品も

色鮮やかな作品も楽しい書家・吉川壽一さんの個展=京都市右京区(永田直也撮影)
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 人気漫画「バガボンド」やNHK大河ドラマ「武蔵MUSASHI」の題字を書き、中国・北京の天安門広場で大揮毫(きごう)の書道パフォーマンスを披露するなど、世界的に活躍している書家の吉川壽一(じゅいち)さん(75)の個展が、臨済宗天龍寺派大本山天龍寺の塔頭(たっちゅう)宝厳院(京都市右京区)で開かれている。15日まで。

 伸びやかで大胆、スケールの大きな文字で知られる吉川さんの書。個展では、新旧の作品に加え、3年間を費やして書かれた般若心経(はんにゃしんぎょう)20万字行も見ることができる。

 「書とは、常に研鑽(けんさん)を積む修行。一つ一つの文字と行が重なったとき、新たな発想が生まれてくる」と吉川さん。般若心経がしたためられた書は、経の中から取られた漢字「空」「心」「色」などが大きく描かれ、「人の心が丸くあるように」との願いを込めて丸で囲まれている。

 別の部屋に入ると、作品の雰囲気が一変。越前和紙の紅白で彩られ、般若心経の文字と金箔(きんぱく)で描かれた文字が、障子を通した柔らかな太陽光の中で浮かび上がる。陰と陽、月と太陽を思わせる対比が美しい。

 龍が天空へと舞い上がっていく様子を表した「八昇龍」の書は、会場である天龍寺へのオマージュ作品。龍そのものに見える作品も畳に並べられている。

 吉川さんは「般若心経は人の暮らしの中に根付いた経。書は見る人によって感性は異なるものだが、ぜひ多面的に見てほしい」と話している。

 個展は無料だが、拝観料千円が必要。

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