PR

産経WEST 産経WEST

【通崎好みつれづれ】南座顔見世の華やかな彩り

南座に飾られた襲名披露の祝幕と通崎さん=京都市東山区
Messenger

 芝居通でも歌舞伎ファンでもないが「顔見世(かおみせ)」と聞くと、京都の師走の年中行事、そわそわと華やいだ気分になる。顔見世が近づけば今年も終わり、という感覚が染みついているが、本年は、2年かけた耐震補強改修工事が完了した南座の新開場、あわせて南座発祥400年で、11月1日から2カ月の公演となっている。

 二代目松本白鸚(はくおう)、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎、高麗屋(こうらいや)三代襲名披露でもある本公演。先週末、昼の部、夜の部と2日間かけて観劇した。昼の部では、幸四郎、染五郎親子による「連獅子」で13歳染五郎さんの美しくすがすがしい獅子の舞に心洗われ、夜の部の「口上」では、来月87歳を迎えられる歌舞伎界の重鎮四代目坂田藤十郎さんの姿に胸が熱くなった。

 さて、劇場に彩りを添えていたのは、襲名披露の祝幕(いわいまく)。中央に高麗屋三代の家紋、そして長谷川等伯の松林図屏風写しの松が、お三方に見立てて配されている。落ち着いた色ながら華やかで格調高い幕には「ごふく美馬」と名前が入っていた。アンティーク着物についてはそれなりに知識があるが、現代の着物には全く疎い。調べてみると「ごふく美馬」は高知市にある呉服屋さんだった。歌舞伎俳優や梨園の奥さま方御用達の呉服屋さんで、着物好きには憧れのお店らしい。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ