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奈良県立高校の耐震問題 新たに4校で仮校舎設置

使用停止が決まった奈良高校の体育館=奈良市
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 奈良県立奈良高校(奈良市)などの建物の耐震性が国の基準を下回っている問題で、県教委は8日の委員会で、同校体育館を含む5校9施設を使用停止とすることを決めた。同校についてはすでに運動場に仮校舎を建設する方針を示しているが、奈良朱雀など他の4校でも同様に仮校舎を設置する。

 県教委によると、耐震化未完了の県立高校は9校21棟で、奈良、山辺などの6校11棟は耐震性を示す構造耐震指標(Is値)が0・3未満で、地震による倒壊の危険性が高い。10月25日の委員会では、奈良に仮設校舎を設置するとともに、代替施設として旧城内(同県大和郡山市)の校舎を使用する方針を示していた。

 この日の委員会では、奈良の他に奈良朱雀、山辺、大宇陀、高田の4校に平成31年度中に仮校舎を建設することを決定。来年1月に奈良と郡山の体育館、4月に奈良、山辺など4校の校舎など7施設を順次、使用停止にするとした。

 施設の使用停止後、奈良は2学年が旧城内の校舎へ移り、体育館は代替施設を検討中。ほか4校は敷地内の施設で対応するという。

 6日には同県生駒市で、奈良の保護者向け説明会が開かれ、県教委の担当者らが約4時間にわたって耐震化や安全策について示した。保護者からは「なぜ耐震化が放置されたのか」「仮校舎を一日も早く設置してほしい」「3学年一緒にいられる場所を探してほしい」-といった意見が出たという。

 奈良に子供が通っているという男性(50)は「大きな地震が起こり、被害が出たらどうするつもりなのか。説明会での意見が反映されたとは思えない」と県教委の対応に怒りをあらわにしていた。

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