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丹下健三設計の船の体育館、保存に向けて展覧会 香川

旧香川県立体育館=高松市
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 米国の非営利団体のワールド・モニュメント財団(WMF)から2018年版「文化遺産ウオッチ(危機遺産リスト)」に選定された旧香川県立体育館(高松市)の保存・再生に向けて地域社会の理解を進めようと、7日から高松市北浜町の商業施設・北浜アリー内のギャラリーで写真展「船の体育館展」が開かれている。

 地元の有志でつくる一般社団法人「船の体育館再生の会」(河西範幸代表)がWMFとアメリカン・エキスプレスの協力を得て開催した。

 再生の会では、これまでにも展示会を開いてきたが、世界25カ所が選定された18年版危機遺産リストのうち、旧香川県立体育館を含む8カ所がアメリカン・エキスプレスによる助成対象に選ばれたことから、保存・再生に向けて地域社会の合意形成を進めようと開いた。

 船のようなデザインの同体育館は世界的建築家の故丹下健三氏が設計したモダニズム建築で、昭和39年に完成。老朽化によって屋根が落下する可能性などが指摘され、香川県は改修を検討したが、平成26年に断念し閉館した。今後については現時点では白紙の状態という。

 写真展では、河西さんらが撮影してきた体育館の外観や内部などの写真52点をはじめ建築の模様を撮影した写真など135点を展示。建築に携わった人のインタビュービデオの上映も初めて行っている。18日まで。

 9日午後7時からは建築ジャーナリストの磯辰達雄さんのトークイベント、土日曜には段ボールを使った体育館模型づくりのワークショップも開かれる。また来場者に対して再生の会が提案する再生案へのアンケートも行うという。

 WMFや再生の会は「県民の思い出が詰まった体育館を、地域社会が身近に感じ、関わりを持ってほしい」としている。

 問い合わせは河西さん(Tel090・4781・7220)。

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