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翻弄される「姉妹都市」…大阪だけの問題じゃない

米サンフランシスコ市の中華街にあるセント・メリーズ公園で、慰安婦像(後方)を前に日本批判を繰り返す集会参加者ら(住井亨介撮影)
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 海外自治体との姉妹(友好)都市交流は、当該国が抱える国際問題に翻弄されがちである。10月初め、大阪市が米カリフォルニア州サンフランシスコ市との姉妹都市提携を解消した。背景には慰安婦や歴史認識をめぐる問題があった。長崎市が日本で初めて海外の自治体と姉妹都市提携をして今年で63年。地域社会同士が異文化を乗り越え、交流を深めていく「姉妹都市」は日本と世界の姿をそのまま映し出す。両市の「解消劇」は、姉妹都市のあり方を考え直すきっかけにもなる。

大阪府はカリフォルニア州と友好都市なのだが…

 かつてサンフランシスコ市に数カ月滞在した経験があることから、今回の提携解消は個人的には残念でならない。

 赤い吊(つ)り橋のゴールデン・ゲート・ブリッジや坂道を行き来するケーブルカーなど、サンフランシスコは観光には事欠かない魅力的な街である。治安や気候がよく、米国人の間でも住みたい都市の上位にランクされる。日本人観光客も多く訪れるジャパンタウンには「大阪通」なるストリートもある。

 そして、大阪を中心とした関西の東京への対抗意識は、米西海岸に位置するサンフランシスコを含むカリフォルニア州の東海岸のニューヨークやワシントンDCに対するそれに似たものがあると思っている。ちなみに大阪府とカリフォルニア州は友好都市の関係にある。

 もっとも米国の“東西対決”は、東の政治・経済、西のIT・エンターテインメントなどと枠組みができている気もするのだが、日本では東京の一極集中が顕著だ。だからこそ、大阪は姉妹都市を手がかりに米西海岸から学ぶべき何かがあったかもしれない。

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