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故郷を捨てた作家・山田風太郎 同級生らが顕彰

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手探りの運営

 記念館では現在、15周年の記念企画として、風太郎も加わった戦後の探偵小説研究の同人誌「鬼」(非売品)の2~9号を初公開している。

 「鬼」は昭和25年に風太郎が高木彬光や島田一男、香山滋らと創刊し、題字は江戸川乱歩が揮毫(きごう)した。編集は持ち回りで、特に風太郎が担当した6号(27年3月発行)は、乱歩や横溝正史、彬光らに執筆を依頼し、内容が充実していることで知られる。

 記念館はこれまでも風太郎の直筆原稿や創作ノートなどの企画展示を開催。風太郎の命日の7月28日には追悼の「風々忌」、秋には「風太郎祭」を行っている。

 有本さんたち運営スタッフ10人は全員がボランティア。専門の学芸員がいないため、運営会議で話し合って企画展のテーマを決め、展示の準備も行う。手探りの運営ながら、「風太郎文学を広く伝えたい」という熱意が大きな支えとなっている。

風太郎生誕100年に向けて

 山田風太郎の会には、風太郎作品を読んでファンになった会員も多い。平成12年、わずか18人で発足した会は現在、全国で200人を超すまでになった。しかし、当初のメンバーが相次いで亡くなり、会の活動への参加者が減るなどしたことで、運営がマンネリ化しているとの指摘もある。

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