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創業50年、焼肉で笑顔に(2)行動力とアイデアでブーム 大同門社長 フォーリー淳子さん

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 --そのほかにも焼肉店らしくないアイデアで一世を風靡(ふうび)しました。

 フォーリー 例えば、お客さんの衣服に、においがつかないようにとロースター機器メーカーと共同開発し、無煙ロースターを業界に先駆けて導入しました。また、焼肉レストランとしては珍しい、テレビコマーシャルを流しました。もちろん宣伝の意味もありますが、当時は低かった飲食店従業員の社会的な地位向上を図るという狙いもありました。その頃から現代に通じる企業の社会的役割を大きく意識していたようです。

 --家業のブームをどう見ていましたか

 フォーリー 両親ともあまり家に仕事は持ち込まない人でした。毎日、仕事で帰りは遅く、実はあまり一緒に遊んだ記憶はありません。ただ、当時はすごい勢いで店舗数が増えていたことはよく覚えています。梅田の1号店の他にもミナミの宗右衛門町、京橋と店舗を増やし、そのほかの場所にもどんどん出店していました。

 --その後、経営拡大などにより経営不振に陥りました

 フォーリー 拡大路線で採算が悪化したことに加え、平成13年以降のBSE(牛海綿状脳症)騒動により、一気に客離れが進みました。当時は平成の金融不況により、金融機関の追加融資なども簡単に受けられません。結局、18年に民事再生法を適用し、ファンドに売却されました。大同門ブランドや主力店舗は残りましたが、1号店の梅田店はビルごと売却されることになりました。

     

 ■フォーリー・じゅんこ 昭和36年11月生まれ、京都市出身。神戸女学院大学卒業。大阪府庁で知事付け通訳などを務め、その後、IT関連会社などを起業。平成22年、父親の西村義博さんが創業した「大同門」社長に就任した。

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