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希少な純系「ニッポンバラタナゴ」神戸・大沢町、4年で保全体制整え公表

神戸市北区大沢町で見つかった絶滅危惧種「ニッポンバラタナゴ」(市提供)
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 絶滅危惧種で近畿以西の限られた池や河川にしか生息していない日本固有種の魚「ニッポンバラタナゴ」が、神戸市北区大沢(おおぞう)町のため池に生息していることが明らかになった。ただ、地元住民らが見つけ、外来種と交雑のない純系と判明したのは4年前。以降、乱獲を恐れて情報を伏せつつ保全体制を整えてきた。住民らは「大沢町の豊かな自然の証し」と満を持して公表し、PRに乗り出した。

 ニッポンバラタナゴは体長約5センチで、繁殖期のオスがバラ色や水色、黄色の入り交じった色に輝くことが特徴の淡水魚。ドブガイなどの貝に産卵するが、この貝も幼生時に別の魚に寄生することが必要で、良好な生態系の中でしか繁殖できない。外来種との雑種化が進んだことで純粋な在来種は激減し、県内では現在、大沢町以外での生息は明らかになっていない。

 住民組織「大沢町地域事務局」などが平成23年に町内のため池で発見し、26年にDNA鑑定で純系と確認された。だが、魚を守るため住民らが出した答えは「非公表」。一方で、市や大学、自然保護団体と保全方法を協議し、県警とも“密漁”の取り締まりに向けた対策を練った。こうした準備が整ったことから、「広く伝え、みんなで守ろう」と公表に踏み切った。

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