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豊中市長、大阪空港国際便に意欲 関西で唯一の陸上空港、運用時間延長の議論を

4月にリニューアルした大阪(伊丹)空港。豊中市長は国際便の実現に意欲を見せた(前川純一郎撮影)
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 大阪府豊中市の長内繁樹市長は、産経新聞のインタビューに応じ、関西国際空港が台風21号による浸水被害を受け、一時予定された大阪(伊丹)空港の国際便について、改めて実現に向け努力する意向を明らかにした。長内市長は陸上空港の利点を強調、午後9時までとなっている大阪空港の運用時間の延長も議論すべきだとする考えを示した。(張英壽)

 4月の市長選で大阪空港の国際便復活を公約としていた長内市長は、大阪空港が、関空、神戸空港を加えた関西3空港の中で、唯一の内陸型の空港であることから、「一番水のリスクが少ないという立地条件がクローズアップされた」と指摘。「関空だけが国際便を設けていいのかという議論のきっかけにもなった」と振り返った。

 関空開港前の平成2年に豊中市を含む大阪空港の地元自治体の協議会が国と締結した「大阪国際空港の存続及び今後の同空港の運用等に関する協定」(存続協定)には「関西国際空港の代替空港の機能を有する」と明記されている。このため、長内市長は大阪空港の発着便には「国際便も含む」との見解を示し、「近距離の韓国や台湾、中国、香港などの便を呼び込みたい」と意欲を見せた。

 ただ大阪空港をめぐる国との協議などは、大阪、兵庫の10自治体で構成している「大阪国際空港周辺都市対策協議会」(10市協)で対応しており、「10市協で合意形成が図れるようにしたい」と述べた。

 一方、現在、午前7時~午後9時に制限されている大阪空港の運用時間については、「午後9時まででいいのかどうか議論する必要がある」と夜間運用の延長を検討する意向を表明。ただ、航空機騒音の改善を前提とした。

 大阪空港を運営する関西エアポートが同空港周辺の10カ所で実施している騒音測定の平成29年度の平均値では、豊中市内の3カ所を含む6カ所で環境基準値を上回っている。

関空と大阪空港をめぐる経過

 9月4日 台風21号で関空が浸水。対岸と結ぶ連絡橋にタンカーが衝突、橋が破損した。空港は7日に部分的に再開したが、国際、国内便とも大幅減

   12日 大阪空港周辺の自治体でつくる「大阪国際空港周辺都市対策協議会」(10市協)が関空便の振り分けとして大阪空港で国際線を含む最大40便の受け入れを了承。午前7時~午後9時の運用時間延長は認めず

   13日 国土交通省が関空便の振り分けとして大阪空港の40便とともに、神戸空港が最大30便を受け入れると発表

   21日 日本航空が関空の代替として、大阪空港と香港を結ぶ臨時便(10月17、21日)の運航を発表。大阪空港での一般乗客の国際便運航は24年ぶりになる予定だった

 10月10日 国交省が関空が11日から本格運用する見込みと発表。大阪空港で予定されていた日本航空の香港便は関空発着に変更

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