PR

産経WEST 産経WEST

神戸の元校長 カンボジアで2年間、教員育成へ

カンボジアで教員養成に携わる意気込みを語る高杉昌明さん(右)=神戸市中央区
Messenger

 熟練教員が不足しているカンボジアで教員を育てようと、神戸市の元小学校長、高杉昌明さん(71)が同国の教員養成校に派遣される。30日から2年間の任期で、主に算数と理科の教授法を指導する。高杉さんは退職後に同国などで日本語を教えた経験もあり、「先生の指導を通じ、結果的に子供たちに学ぶ楽しさが伝われば」と意気込んでいる。

 高杉さんは長く小学校教員を務め、神戸市立大沢小学校長を経て平成20年3月に退職した。妻を亡くした後、気を落とす高杉さんを見かねた友人の勧めもあり、27年に日本語教師の資格を取得。教師としての熱意が再燃し、タイやカンボジアで日本語を計1年間以上教えたという。

 神戸市の外郭団体「神戸国際協力交流センター」が今回、カンボジア支援事業のため、市教委を通じ教員養成校の指導役を公募。同国での教育経験もある高杉さんに白羽の矢が立った。

 高杉さんは教員養成校の教官にアドバイスを行うことが任務。カンボジアでは約40年前、ポル・ポト政権下の虐殺で多くの知識人が失われ、教育制度の立て直しが急務なことから、同国政府からの期待も大きいという。

 高杉さんにとって、カンボジアは「日本の戦後の雰囲気に似ていて懐かしく、大好きな国」。指導の際は通訳がつくが、高杉さんは派遣を前に現地のクメール語のレッスンを受けたり、神戸の小学校で理科の最新の授業法を学んだりと、念入りに準備を進めてきた。

 高杉さんは「災害に備えることの大切さも含め、神戸での経験を生かしたい」と力強く語った。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ