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新幹線トンネル内での風圧体感、中止 JR西日本の社員研修

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 JR西日本は24日、山陽新幹線のトンネル内で最高時速300キロの風圧を至近距離で体感させる社員研修を中止したと発表した。来島達夫社長は、研修は安全に問題はなかったと強調した上で、中止の理由について「(トンネルに)立ち入るための手続きにきわめて労力がかかるため」と説明した。

 研修では、ヘルメットと保護眼鏡を装着した社員を上下線の間にある通路にうずくまらせ、新幹線が通過する際の風圧を体感させる。平成28年に始まり、今年9月までに車両点検の担当者約230人が受講した。

 27年8月に福岡県内のトンネルを走行中の新幹線で車両カバーが脱落、乗客が負傷した事故を受け、車両保守の責任の重さを再認識させるのが目的だった。

 しかし、研修を受けた一部の社員から「もう二度と行きたくない」「恐怖体験だ」との声が上がり、JR西日本労働組合(JR西労)は「安全面の確保がなされていない」として昨年5月以降、中止を申し入れていた。

 今後は、従来実施していたトンネル外の線路脇で風圧を体感する研修に一本化する方針で、来島社長は「目視でも走行状態を確認でき、より研修の効果が高まる」と話している。

 石井啓一国土交通相も今月16日の記者会見で「安全性の確保や必要性について、JR西日本に問題意識を伝えている」と言及していた。

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