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南朝4代の旧臣偲び、石碑建立 奈良・天川村

除幕された南朝旧臣位衆傳御の碑=天川村
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 後醍醐天皇即位700年に合わせ、現在の奈良県天川村で南朝4代の天皇に忠義を尽くした「南朝旧臣位衆傳御(なんちょうきゅうしんいしゅうおとな)」の子孫らが、祖先の遺徳をしのぶ石碑を同村の天水分(あめのみくまり)神社境内に建立し、23日に除幕式が行われた。

 子孫らによると、先祖は南北朝時代に後醍醐天皇、後村上天皇、長慶天皇、後亀山天皇に奉仕、忠義を尽した天川郷士。後村上天皇から「南朝旧臣位衆傳御」という称号を授かったといい、毎年2月には古式行事「朝拝(ちょうはい)式」を営んでいる。

 石碑は縦約1・3メートル、横約1・8メートルの御影石製。南北朝時代に「黒木御所」として、天皇がしばしば滞在した月登山河合寺(げっとうざんかごうじ)があった南朝ゆかりの地、天水分神社境内に建立した。

 碑には、称号の由来のほか、「今を生きる位衆傳御の同士が相寄り相議して、常(とこ)しえに南帝を敬慕し、私たちの祖先の遺徳を偲(しの)ぶ縁となる事を祈念してこの碑を建立します」などと刻まれている。

 除幕式には、北海道や大阪府など県外からも含めて子孫ら約30人が出席。代表者らが碑を除幕した。

 南朝旧臣位衆傳御の子孫の代表者である堀口博さん(83)は「碑の建立により、(称号の)存在を形として後世に伝え残すことが実現した。未来永劫にわたり、南朝旧臣位衆傳御を継承していく記念すべき日になった」と喜んだ。

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