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【世界を読む】中国で「日式」美容人気…16兆円市場に日本業界も熱視線

美容室の視察に訪れた中国の美容関係者ら。従業員教育や店舗デザインなど質問が相次いだ=2016年5月、大阪市都島区の「ウノプリール」
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 中国人女性の間で日本の美容サービスへの関心が高まっている。都市部で日本流を意味する「日式」をうたう美容サロンが増える一方、日本で本格的な美容サービスを受けたいというニーズも拡大している。少子高齢化で市場が縮小する日本の美容業界も、巨大市場を取り込む動きを活発化させている。(石川有紀)

 「非日常」の接客

 上海市に隣接する江蘇省にある東台(とうたい)市に今年8月、日本流の技術と接客を掲げたエステサロンが開業した。日本製の化粧品や機器を使い、施術後には客を和室で日本茶や季節に合わせた中国茶でもてなす。2時間コースで1000元(約1万6千円)は相場の倍近い価格だ。それでもオープン以来、仕事を持つ女性や結婚準備中の女性らの予約で連日埋まっているという。

 訪日旅行ブームで日本に好印象をもつ消費者が増えていることを背景に、中国の都市部では近年「日式」をうたう美容室やエステ、ネイルサロンの開店が相次ぐ。ただ「経営にも施術にもまったく日本人が関わっていない場合もある」(美容業界関係者)という。

 このサロンでは、日本の美容室やエステ、ネイルサロンなど13社と個人サロン80店が加盟する業界団体、日本美容振興協会(大阪市都島区)と提携する中国の美容学校で従業員を研修。技術や接客の認証を受けた認定店舗1号店として、日本流の技術と接客にこだわった。

 経営者は留学で来日後、結婚して東京に住むゴ・ヤン(=俣のつくりに暘)さん(27)で、サロンの運営は故郷の友人に任せている。ゴさんは「高品質の化粧品も魅力だが、日本で一番感動したのは笑顔で接客してくれること。日本式の上質なサービスで非日常を味わえるサロンを故郷に作ろうと思った」と話す。

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