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敬語がない言葉 大阪の「泉州弁」、だんじりが守った

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 中井教授が、「どうやって相手に敬意を表すのか」と泉州人に調査したところ、「口答えをしないこと」、つまり態度で示すという答えが多かったという。

 ただ、敬語がないことをもって泉州弁が「荒っぽい」というマイナスイメージで語られることに、中井教授は抵抗を覚えるといい、「敬語がないというのは実は幸せなこと」と指摘する。「敬語というのは、上下関係をはっきりさせるための言葉で、その根底には身分差別がある。それがないのは、皆が平等ということで、ざっくばらんでアットホームな社会である証しだ」。

だんじりで継承

 泉州弁でもう一つ興味深いのは、岸和田が有名な「だんじり祭り」との関係だ。中井教授の調査では、大阪市の南に隣接する堺市では、日常会話も大阪弁に近くなってきている。堺市以南のだんじりが盛んな地域では、泉州弁が深く根付いているという。

 「だんじりは、地域の人たちが老若男女、わけへだてなく参加し、子供は幼いころから、年配者が話す泉州弁に接する。そして、本祭りが終わったら、その瞬間から来年に向かって動きだすので、1年を通して寄り合いなどで泉州弁が飛び交う。根付かないわけがない」と力説する。つまり、だんじりによって、泉州弁は脈々と受け継がれているというのだ。

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