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敬語がない言葉 大阪の「泉州弁」、だんじりが守った

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 「『○○け? あの子はどっか行ってらーよ』と答えたらしい。後で上司から『お前の家には二度と電話せん!』といわれた」

 これが関西以外の地域の人になると、日常の会話を交わしているだけなのに「けんかをしている」と誤解させてしまうようだ。宮城県仙台市から岸和田市に引っ越してきた30代女性は「道ばたや自販機の前で大人同士が大声で怒鳴り合っているのをよく見る。最初はみんな怒りっぽいのかなと思った。違う国に来た気分」と話す。

 このほか、泉州地域独特の言葉として「鍵をかぐ(かける)」「おっしょー(なんとまあ)」「おっちんする(座る)」などがある。

敬意は「口答えしない」ことで示す

 全国の方言を研究する富山大の中井精一教授によると、方言は地理的要因に大きく影響される。南北を和歌山と大阪に挟まれている泉州地方では北の方ほど大阪弁に、南の方ほど和歌山弁の影響が強くなることが、聞き取り調査で判明しているという。

 中井教授は「昨今は大阪市内に通学・通勤する人が増えてきているため、泉州の人たちも標準的な大阪弁を話すようになってきているようだ。会話が成立しないと仕事にならないし、人間関係もうまくいかないためだろう」と説明する。その上で「だから昼間は大阪弁を話すが、仕事を終えて電車に乗って大和川を渡ると『地元に帰ってきた。泉州弁を思う存分しゃべれる』とホッとする、という人が多い。泉州の人たちは、いわゆる『バイリンガル』だ」と説明する。

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