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甚大被害「伊加賀切れ」 明治18年の淀川大洪水伝える

明治18年の淀川大洪水を伝える碑=大阪府枚方市
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 明治18(1885)年に発生した淀川の大洪水について知ってもらおうと、大阪府枚方市立枚方宿鍵屋資料館(同市堤町)で、大洪水後の復興の歩みを紹介した企画展「淀川堤防と建野郷三・大橋房太郎」が開かれている。

 大洪水は、明治18年6月中旬、大雨により各地の堤防が決壊、最も被害の大きかった現在の枚方市伊加賀の地名から「伊加賀切れ」と呼ばれている。7月にも再び豪雨に見舞われ、被害が拡大。淀川周辺域のほか、現在の大阪市平野区や同府松原市地域にまで浸水した。2万6千戸以上が流失、約290人が死亡したという。

 企画展では、災害の復旧にあたった建野郷三府知事が、被害の状況を伝えるため政府に送った書簡案や、水害を受けた被災地の地主から知事に向けて税の減免を求めた「荒地御免租願」などを展示。被害を後世に伝えようと、明治19年に決壊場所近くに府や枚方市民らにより建立された「明治18年洪水碑」に刻まれた元字なども紹介されている。

 資料館の片山正彦学芸員は「自然災害が続く中で、淀川で大洪水があったこととその復旧に尽力した先人の姿をぜひ知っていただければ」と話している。

 12月9日まで。大人200円、小中学生100円。火曜休館。問い合わせは同館((電)072・843・5128)。

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