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東山遺跡から2棟の建物跡 紫香楽宮と関連 役所、工房跡か 滋賀

東山遺跡で見つかった2棟の掘っ立て柱建物跡。人が立っているのが柱の穴のある場所(滋賀県甲賀市教育委員会提供)
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 滋賀県甲賀市信楽町黄瀬の「東山遺跡」で奈良時代中期の2棟の掘っ立て柱建物跡が見つかり、市教育委員会が18日発表した。聖武天皇が造営したとされる「紫香楽宮(しがらきのみや)」の関連施設とみられ、役所や工房として使われていた可能性が高いという。市教委は「紫香楽宮の全容を解明するための重要な知見を得ることができた」としている。

 紫香楽宮は聖武天皇が742~745年に大仏の造立を行うために造営したとされる。東山遺跡は紫香楽宮跡に隣接しており、昨年の調査で奈良時代中期の大型建物跡(南北42メートル以上、東西約15メートル)を確認。市教委は大型建物が宮殿の一部や儀礼用の施設だったと想定し、対となる同規模の建物を探して大型建物の西側の区域を調査していた。

 市教委によると、大型建物の西側約120メートルの場所で、柱を据えるための11の方形穴が見つかった。約1メートル四方で、深さは最大約50センチ。柱穴の状況から、南北に細長い2棟の建物跡と分かった。2棟とも柱と柱の間は約3・7メートルだった。

 大型建物と同様、紫香楽宮に関連した施設とみられるが、大型建物よりも小さく、同時代の儀礼用の施設の特徴とされる左右対称の配置でもないという。

 さらに、聖武天皇が大仏造立のために建てた甲賀寺跡が300メートル南にあることなどから、市教委は「2棟は役所や工房といった大仏を造るための実務的な施設だった可能性が高い」と分析している。

 現地説明会は27日午後1時15分から開かれる。問い合わせは紫香楽宮跡関連遺跡群調査事務所((電)0748・83・1919)。

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