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刑務所を再生、奈良の「監獄ホテル」完成前から話題

旧奈良刑務所のドーム屋根を持つアーチ型の表門=奈良市
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 国の重要文化財である旧奈良少年刑務所(奈良市)の建物を保存・活用し、ホテルに再生する計画が話題を集めている。奈良監獄として建てられ、明治の「五大監獄」で唯一現存する赤レンガの建物は、放射状に伸びる収容棟などを備え、建築的評価も高い。老朽化により昨年3月に閉鎖されたが、保存を望む声もあり、建物の運営権がホテルを展開する企業に譲渡された。3年後には史料館などを併設した国内初の「監獄ホテル」に生まれ変わることが決まり、「古都の新たな観光スポットに」と期待されている。(前原彩希)

重要文化財に指定

 奈良監獄は明治41(1908)年、明治政府が監獄の近代化をアピールするため建設、昭和21(1946)年から奈良少年刑務所として使われた。

 旧司法省技官の山下啓次郎が設計した建物は重厚なレンガ造り。ドーム屋根を持つアーチ型の表門や、庁舎から5つの収容棟(いずれも2階建て)が放射状に延びるデザインが特徴的だ。収容棟は全て中央監視所から見渡すことができ、看守が効率よく監視できる構造になっている。

 奈良少年刑務所となってからは、29年に職業訓練施設も開設。こまやかな矯正教育で知られ、閉鎖される前までは主に26歳未満の初犯受刑者を収容。理容師やホームヘルパー、左官、園芸などの技術や資格の取得を促し、再犯防止と社会復帰を後押ししてきた。

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