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仁徳陵の共同調査「未知の世界の成果共有」 堺市

全長486mの日本最大の前方後円墳仁徳天皇陵古墳(大仙古墳)。世界3大墳墓ともいわれる=大阪府堺市(本社ヘリから、鈴木健児撮影)
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 宮内庁と堺市は15日、来年の世界文化遺産登録を目指している「百舌鳥・古市(もず・ふるいち)古墳群」の一つ、仁徳天皇陵=大山(だいせん)古墳=の適切な保全のため、墳丘を二重に取り囲む堤のうち、内側の第1堤の一部を10月下旬から発掘調査すると発表した。宮内庁は、陵墓への部外者による立ち入りや調査を「皇室の祖先の墓であり、静安と尊厳が必要」として厳しく制限してきた経緯があり、前例のない画期的な試みとなる。

 今回のケースは、宮内庁から要請を受けた堺市が調査に協力するという形。調査は同古墳の今後の保全整備計画を策定する上で必要な基礎資料を収集することが目的で、宮内庁が管理する墳墓の掘削を伴う調査に同庁以外の関係者が参加するのは初のケースとなる。

 この日、同市文化観光局と宮内庁書陵部陵墓課のそれぞれの担当者が堺市堺区の堺市役所で記者会見。第1堤の前方部東側と南側に幅約2メートル、長さ約30メートルの3本のトレンチ(発掘調査や遺跡の性質を判断するために掘られる溝)を設定し、遺構や遺物の残存状況を確認することなどを明らかにした。調査は10月下旬から12月上旬にかけて行われ、堺市は市職員の学芸員1人を派遣する。

 今回、宮内庁が堺市に協力を要請した理由について、同庁担当者は「堺市には周辺の古墳・遺跡の発掘調査などで知見がある。陵墓を一層適切に管理していくには、そうした地元の協力が欠かせないと判断した」と説明した。

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