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【上島達司の琥珀トーク】(7)日本移民が育んだハワイコナ

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 その背景には、1898年の米国のハワイ併合を転機に起きた農業改革と、コーヒー相場の大暴落があった。日系移民たちは欧米人の経営者が手放したコーヒー農園を小分けして買い取り、協同組合を設立。政府の援助も得て増産と品質向上に努めた。

 1930年代に日系人はハワイ島人口の半数、コーヒー栽培農家の8割を占めたといわれる。農業労働の負担軽減に各種農機具を開発、天日乾燥の効率化で可動式屋根を考案したのも日系移民の創意工夫によるものだ。

 今やコーヒーはハワイの主要農産物となった。昨年の一次産品の輸出統計で、コーヒーはマカダミアナッツを抜き第1位である。わが社もコナ地区に直営農園を1989年から開設している。真っ青な海を背景に、カイルア・コナ(ハワイ島西部の中心地)の街を眺めながら飲むコーヒーは格別においしい。

     

 コーヒー一筋60年、上島達司氏が蘊蓄(うんちく)を傾ける。

 【プロフィル】上島達司(うえしま・たつし) UCCホールディングス会長。昭和36(1961)年、甲南大卒業後、上島珈琲入社。社長、会長を経て、平成22(2010)年から現職。

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