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幻の獅子舞60年ぶり 兵庫の専修校生披露へ

地元の高齢者から獅子舞の情報を聞く男子生徒たち=猪名川町上阿古谷地区(中井芳野撮影)
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 兵庫県猪名川町の専修学校に通う生徒たちが、同町上(かみ)阿(あ)古(こ)谷(たに)地区で約60年前から途絶えている伝統行事・獅子舞の復活に取り組んでいる。夏以降、当時を知る数少ない地元の高齢者から情報を集め、練習を重ねてきた。同地域の大歳神社で13日に開かれる秋祭りで披露する。(中井芳野)

 「もっと腰を低く」「太鼓のリズムは丁寧に」。10月上旬、同地区の自治会館で、近くの専修学校「猪名川甲英高等学院」の男子生徒たちが、地元の高齢者から獅子舞の指導を受けていた。獅子が毛繕いをするしぐさなど細やかな所作を確認していった。

 同地区では古くから大歳神社の秋祭りで、農作物収穫への感謝を込めて獅子舞を奉納してきた。しかし、山あいで約50軒しかない同地区は高齢化が進み、担い手となる若者が減少。昭和30年ごろを最後に獅子舞は舞われなくなった。現在、当時を知るのは80代の5人のみとなっていた。

 そんな現状を知った同校の生徒7人が、地元の伝統文化を残すため獅子舞を復活させようと提案。今年6月以降、当時を知る地元の高齢者に約60年前の記憶を聞き出し、試行錯誤しながら練習を続けてきた。

 同校2年の榎本竜大さん(16)は「地元の伝統行事がなくなっていくのはさびしい。今回の祭りをきっかけに今後も獅子舞が続いていけば」と笑顔で話している。

 獅子舞の披露は午後3時から。参加無料。

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