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生かされなかった教訓 猛獣飼育対策、動物園任せ 鹿児島トラ襲撃死亡事故

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 京都市動物園は事故の原因となったシャッターについて、閉じていなければ、飼育員が掃除などで中に入るための扉が開かない構造に変えるなどの再発防止策に取り組んだ。事故後、他の動物園関係者の視察を受けたり、安全への考えや対策を外部に発信したりしていた。それでも痛ましい事故が再び起きた。「教訓が生かせず悔しい」。坂本副園長は唇をかんだ。 

 担当人数の明確な基準なし

 猛獣の飼育をめぐっては、安全確保の観点から複数の職員が同時に作業に当たることもある。

 ホワイトタイガーを飼育する大牟田市動物園(福岡県大牟田市)では過去の事故を教訓に、清掃などの対応は必ず2人1組で行っている。小諸市動物園(長野県小諸市)で昨年2月、飼育員がライオンにかまれて重傷を負った事故では、ライオンの移動などを職員1人で判断していた。その後の有識者による検証では、複数の職員による対応が必要だったとの再発防止策が出された。

 鹿児島市平川動物公園では作業を1人で担っており、今後見直される可能性が高い。

 一方、猛獣の飼育担当の人数に関する基準はなく、各園の状況に応じて判断されているのが実情だ。

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