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大津の中2いじめ自殺から7年 父親「風化を感じる」 

記者会見する男子生徒の父親(右)や大津市の越直美市長(中央)ら=11日、同市役所
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 学校でいじめを受けていた大津市立中2年の男子生徒=当時(13)=が自宅マンションから飛び降りて自殺してから7年を迎えた11日、男子生徒の父親が記者会見し、「世間では過去の話になりつつあり、風化を感じる」と現在の心境を吐露。いじめによる自殺や不登校が後を絶たないことへの悔しさもにじませた。

 父親は会見で、「全国で多くのいじめが起きている現状を息子は腹立たしく思うだろう」と語った。男子生徒の自殺をきっかけに制定された「いじめ防止対策推進法」についても、「教育現場に浸透していない。同じことが繰り返されており、実効性に疑問を感じざるを得ない」と指摘した。

 会見に同席した大津市の越直美市長は「子供の声が聞こえる対策を進めたい」と強調。同市が昨年始めた無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使った相談窓口に中学生から従来の5倍近くの相談が寄せられていることを明らかにした。

 会見に先立ち、11日朝には大津市役所で越市長や市職員ら45人が黙(もく)祷(とう)をささげた。男子生徒の通っていた中学でも命の大切さを考える全校集会が開かれた。

 男子生徒は平成23年10月11日朝、自宅マンションから飛び降りて死亡。25年1月に、市が設置した第三者調査委員会が「いじめが自殺の直接的要因だった」とする報告書をまとめた。

 自殺は「いじめが原因」として、遺族が元同級生らを相手に損害賠償を求めた訴訟の判決が、来月6日に大津地裁で言い渡される。

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