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更生保護施設で新たな取り組み キーワードは依存症

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 刑務所を出た人たちの自立を支援する更生保護施設が、出所者の依存症の克服に向けた取り組みを始めた。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指す大阪では、ギャンブル依存症の回復プログラムの導入に向けて動き始めた。アルコールや薬物などを含む依存症は自力での克服が難しいケースもあり、対策に乗り出す施設が増えている。

入所者の2割がギャンブル依存

 ギャンブル依存症対策に乗り出すことを決めたのは堺市の宝珠(ほうじゅ)園。大正元(1912)年に開設し、最近10年間で4万人近くの元受刑者を受け入れてきた施設で、河合正泰理事長が「入所者の2割くらいはギャンブル依存症ではないか」と疑念を抱いたことがきっかけだ。

 ギャンブル依存症はパチンコやスロット、競輪、競馬、競艇などによって借金や失職などの深刻な不都合が生ずるにも関わらず、自分で止めることができない症状。国内には依存経験が疑われる人が約320万人いるとの推計もあり、カジノの導入でさらに、増えるのではないかと懸念もある。

 河合氏によると、パチンコやスロットの資金を得るために窃盗などの犯罪に走るなど、ギャンブル依存が引き金となったとみられる入所者は少なくなく、社会復帰した後で再びギャンブルが原因で事件を起こす人もいて、「歯がゆい思いを持っていた」と話す。

 施設の事務所と居室、集会場などが老朽化し、全面改築が必要となったのを機に、ギャンブル依存症の人を受け入れられるように個室を増やし、専門家らが滞在して面談できるようなスペースを設ける。

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